ロンリー?naどぶウサギ

ひとりぽっちの汚れたうさぎは、 あったかい毛布を探してる。 ―近畿地区在住のしがない1大学生の日記。―

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Shine Emblem =序章=

昨日のバトン、ちょっと叫びを追加しました。
いっちばんツボなのをぬかしてたなんて、なんつー不覚…;;

最近ちっとも血束&あかねが更新できないので、代わりと言ってはなんですが、これを。
中学の時に書いた、ファイアーエムブレム紋章の謎第一部、暗黒戦争編パロ。だから暗黒竜と光の剣のパロでいいかも。
キャラの名前を日本化、そして性別と視点、更に国名を一部変えました。
殆どセリフなので、読みやすいと思います。
原作を知らない人のために、説明もしてあります。

その前に。
本日の一言:「三・一独立運動」

Shine Emblem ~もうひとつのセカイ~

「これ、マジで面白いから!2人で読も?」
またつまらなさそうなファンタジー本片手に、友達のユカが席に寄ってきた。
「嫌。つまんないから」
「何でー?いいからっ!ほら、ここがね――」
夢中でページをめくるユカの目の動きに合わせて、自分も本の上の文字の羅列に目を走らせる。
やはり、隣のユカとは対照的に、文字は記号としか認識されてこない。
(つまんないよ…―えっ!?)
本の次のページから、光が漏れているように見える。
蛍光灯の光でも、まして日光が注ぎ込んでいるのでもない。
その光に気付かないユカがページをめくった瞬間―――
「えっ、何?!」
「光…?あ、まぶしっ―――」

=序章=

「――め…ヒメ…姫……」
知らない男の人の呼ぶ声に、恐る恐る目を覚ます。と、そこはまるで漫画の中のような、豪華な部屋。
「姫?誰のこと?ここは…」
一度にいくつもの疑問符を並べると、若い男は若干眉をひそめた。
「はい?…しっかりしてください、姫。貴女はここリスタ王国の姫君、ユキ様でしょう。…それよりも」
まだのみ込めないうちに、兵士のような衣装の彼は続ける。
「王様がお呼びです。私と一緒に、さぁ、参りましょう」
「はい」
(――嘘。私が王女?そんなはずはない)
疑いつつも、口から零れたのは肯定の返事。意識外から引き出されるようにして、出た。
城の兵に連れられるまま歩くと、じきに一段と広い間に出た。
前方には、見事な装飾が施された玉座に、腰掛けている王。
「ユキよ。ティアリクがサダークとデイの軍によって攻め落とされたのは知っておるな」
「はい。昨日知らせを受けました」
知っているはずもない事がまた肯定の言葉とともに、しかし今度は次々とその記憶が頭の中に浮かんできた。

―この平和だったトスカナ大陸で、戦争が起きたのだ。ティアリクはリスタの友好国で、デイもまた、ティアリクと不可侵の同盟を結んだ国だった。ところが、辺境の国サダークが大陸一の大国、アキライナを攻撃したのをきっかけに、サダークの側へ寝返った。その事など知らぬティアリクが不意打ちをかけられたのが、報告によれば昨日の夜明け前。ティアリク王家の王と王妃は殺され、ユキと同い年の第一王子と、その弟王子だけが、僅かに生き残った小隊に守られ、逃げ落ちたのだという―

「そのティアリクの王子達が、我がリスタへと来られる。今日の夕刻の予定だそうだ」
「はい」
此処まで明確な記憶と言うべきものが記された今では、この肯定に疑問を持つことが、馬鹿馬鹿しく思われた。
王が次の言葉を言おうとした時―
「王様!」
さっきの兵士が真剣な表情で入って来た。
「ティアリク国の方がお越しになられました!」
「何?――お通ししてくれ」
予定よりも早い到着に、王は一瞬訝しがったが、すぐに頷き、逃げ延びた客人を迎え入れた。

「リスタ国王リザルガ様。この度は私のような者をお受け入れくださり――」
(えっ!?どうして彼がティアリクの王子……)
新しくも刻まれていた記憶と、前のセカイ、本当のセカイともいえる記憶が混在する。
思っていることとは裏腹な言葉が、口から飛び出した。
「ユウキ!」
「ユキ!?」
―2人はどうやら10年振りの再会らしい。
「懐かしいね」と話し合っていると、王が大きな咳払いをし、それにハッと返ったユウキ…ティアリク王子が向き直った。
「元気そうで何よりだ。して―弟王子はどうした?」
王の質問に、王子は露骨に分かる苦い顔をする。
「はい。途中弟の小隊がサダーク軍の追撃に遭ったらしく、どうにも行方が掴めません。恥と忍びながらも、私がそれを聞かされたのは、つい先刻です」
王も、表情を曇らせた。当然ながら、王女も顔全体に影が差す。
「そうか…それは悪いことを聞いた。アルタ、何故助けなかった」
王はユウキの一歩後ろで跪き、控えていた老兵に問うた。
老兵は面を上げ、しかし面目なさそうに眉間の皺を濃くして申した。
「はっ、ユウキ様だけでもお守りせねば、と思いました次第です」
「わかった。2人とも、もう下がってよいぞ。ユキ、ユウキ殿に失礼のないようにな」
「はい」
この肯定は、両方の記憶から出た本心。
何故なんて、聞くまでもない。
私が密かに想いをよせていてるのが、彼、ユウキ。
一女学生としての私も、王女としての私も、一男子学生としての彼に、王子としての彼に、何か特別に想いを抱いている。

ユキは謁見の間を出ると、ユウキと向かい合った。
「大丈夫だった?」
「うん…とは言えないけど。とりあえず、俺の小隊を紹介するよ。命の恩人で、皆武も徳も優れたものばかりだ」
廊下の隅から、先程の老兵に引き連れられ、甲冑に身を包んだ4人が姿を現した。
またと言えばいいのか、その全員が、見覚えのある人物。
「私がティアリク宮廷騎士団隊長、アルタでございます」
まず老兵が名乗ると、次に弓を抱えた女性―というよりも、自分と同い年であろう少女―が前へ進み出た。
「ティアリク宮廷騎士団第五部隊のアーチャー(弓兵)、ユカです」
(やっぱり…)
思った言葉は、会釈に代わった。
「同じくソシアルナイト(騎馬兵)のアヤカです」
「右に同じ、リサです」
騎馬兵だと言う2人も、そして次に前へ出た、他の3人より随分大きな甲冑を身に纏った彼女も、知っている。
「同じくアーマーナイト(重装歩兵)、アユミです」

まだ実戦経験の少ない者が殆ど、しかも女性が半数以上だ。この兵力で裏切りから逃れ、弟とも離れ離れになったティアリク王子を思うと、リスタの王女は鳥肌が立った。

テーマ:二次創作 - ジャンル:小説・文学

  1. 2008/05/11(日) 00:41:57|
  2. ShineEmblem(FE暗黒竜パロ)
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Author:シル羅びっと
近畿地区に引っ越してきました、しがない大学生。
クラシック音楽好き。漫画とかアニメとかゲームとか好き。晴れて完全無欠(!?)なオタクになりました。
周りがアイドル好きばっかりで本気で「一人楽し過ぎるぜー」
…同志いないかな…
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